地域共生社会とは・・・
近年では、少子化、高齢化、人口減少、多様な価値観、近隣関係の希薄化などにより、地域社会は大きく変化し、社会的孤立、8050問題、ダブルケア、ヤングケアラーなど、地域住民が抱える生活課題も複雑化・多様化しています。
子ども・障がい・高齢・生活困窮といった分野別の支援体制では、複雑・複合的な課題や狭間のニーズへの対応が困難になっている現状があります。
国においては、このような社会の変化を踏まえ、平成28年(2016年)6月に「ニッポン一億総活躍プラン」が閣議決定されました。このプランにおいて、制度・分野の枠や、「支える側」「支えられる側」という従来の関係をこえて、人と人、人と社会とつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことのできる包摂的なコミュニティ、地域や社会を創るという『地域共生社会』の考え方が提示されました。
重層的支援体制整備事業とは・・・
三郷町では、この地域共生社会の実現とSDGsの「誰一人取り残さない」という理念のもと、高齢者・障がい者、子どもなどの福祉の課題が複雑化・多様化するなか、より支援の充実をはかるため包括的に相談・支援を行います。
三郷町では全世代・全員活躍型「生涯活躍のまち」を目指しています。
その一翼を担う『重層的支援体制整備事業』ですが、下記の三郷町重層的支援体制イメージ図の様に「断らない相談体制」「縦割りの解消」どの相談窓口に相談があっても、町全体で受け止める相談体制を構築しています。
福祉の総合相談窓口とは・・・
その総合的な窓口として、三郷町社会福祉協議会では相談支援包括員を配置して、福祉の総合相談窓口『行ってよかった福祉の何でも相談』を実施しています。